チィ

恋は雨上がりのようにのチィのレビュー・感想・評価

恋は雨上がりのように(2018年製作の映画)
5.0
完成披露試写会にて。
こんなにも美しく、純粋で、邦画があっていいのかってくらい触れたくないくらい綺麗だった。オープニングの爽快感と小松菜奈の薄幸ルックスだけど芯がしっかりした凛とした姿が強くて。強いけど、無表情の奥にある女子な部分がものすごく可愛くて。永遠に見てられる…あきらを永遠に応援したくなる…。そして何よりあきらの気持ちが死ぬほどわかる。何か大切なものがなくなった時に、代わりの出会いにしがみついて。がむしゃらになって。その時は楽しくて楽しくて。でもふと思い出す心残り。それを全て気づいて諭してくれる店長は、青春が終わったおじさんの哀愁を醸し出しつつ、大人って感じもしないし、子供って感じもしない。私もこんな人と出会いたいと思うような大きな懐のおじさんで。もはやあの小松菜奈にこんなにアタックされてるのに、寛大に受け止める姿がえらい!凄い!おじさん常識人!と思いつつ、流される側ってめちゃめちゃつらいよな辛いくらい経験あるわ死にたさあるんだよな…。って心情がめちゃめちゃで。いや、もうこの映画ダメだ。一度目は常に揺さぶられ続けて終わってしまった。車の中であきらが微笑む理由が胸にグッサリ刺さって取れないんだけど、精神年齢大人な年上か10歳以上上の人(芸能人含む)を好きになったことがある人は本当に刺されまくりだから気をつけて!

ぜんっぜんまとまらないし衝撃すぎて記憶が飛んでるんだけど、撮影技法も最高なの!編集期間3ヶ月って鬼畜すぎてやばない?って不安になりつつ前にもあったなそんなことと思って思い出したのが『帝一の國』で。『世界から猫が消えたなら』の情景描写の美しさとVFX技術、『帝一の國』の短期間で最高の編集をした技術、『ジャッジ!』にゃーにゃー大泉(最後は後付け)が合わさったのが本作だ!!永井聡が好きなだけだった!!(笑)
撮影期間もほぼ晴れで雨降らしだったって念頭に置いても違和感がないの!某小松菜奈猫映画の違和感ありまくりの雨とか1ミリも思い出さないくらい綺麗なの!なにより、序盤にでてくるガーデン長回しが大好きすぎて、もっとしっかりみたい。厨房まではいるとエレファント思い出すけど(笑)

自分の学生時代、そして社会人になって学生をみつめる気持ち。今の自分なんかがキラキラな青春を邪魔したくない気持ち。でも青春を思い出したい気持ち。色んな忘れてた、隠れた甘酸っぱい経験を絶対に思い出す作品です。見て後悔しないと断言できるくらい綺麗な邦画です。お金払って見なきゃいけないと思って、リピートする気満々なくらい素敵です。楽しみに待ってて本当に良かった。