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恋は雨上がりのようにのバードのレビュー・感想・評価

恋は雨上がりのように(2018年製作の映画)
5.0
エンドロールが流れてほしくない。ずっと見ていたい

この映画をこういう感じだよって伝えづらくて、最後はすっきりしたというか、上映が終わってシアター内の明かりがボヤッとつくときは観ている側も雨上がりのようにである。とにかく素敵だったんだ

ケガで陸上が回復するまで出来なくなってしまって落ち込んでそんな時にふと入ったファミレスで店長と出会うんだけど、何気ない会話とか動作が最高でまさにどしゃ降りで立っているところに傘をさしてくれたような、暗闇の中の光というか優しく包んでくれる感じ。恋するのもすごくわかる。

恋は盲目っていうしやはりかなり年の差があると変わってるように見られがちなのかも。でもそれがどうしたというのだろうか。好きになるのに理由がいるのだろうか。二人の年の差といい、社会人と高校生、バイトと店長という関係。冷静に落ち着きなってと止められない想いに胸の締め付け。どっちの立場にもなって観れるからずっとこの後どうするの?どうなるの?でわくわく状態

脇役もみんないい人ばかりでなにがいいってあまり深く関係しないところである。恋路を邪魔したりする悪役のような人がいなく、でも個性的で覚えやすい。おかげで二人の恋愛や夢の話に集中することができた。

ああ、エンドロールが流れてほしくない。その後のことは妄想しないといけないのね。
きっとこうなるんだろうなとか色んなパターンを想像して楽しむんだよ
もう一回劇場で観てもいいし、すでにブルーレイが出たら買う気でいるくらい

2018/5/25 鹿児島ミッテ10
2018/5/27 シネマサンシャイン姶良
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