「帝一の國」の永井監督だから、という理由で観たのですが、大正解でした。本当にこの方、音楽の使い方と外連味の塩梅が好みです。
OPの曲と映像がしっかりシンクロしていて、タイトルの出し方もばっちりで引き込まれます。肝心のストーリーも丁寧に作られていて、ヒロインとその片思い相手との心の距離が縮まっていく様子や、恋するヒロインの様子とが、画としてきちんと提示されています。「おっさんずラブ」の人間関係描写にもやもやしていた身としては、「こういうのが見たかったんすよ!!!」と大声で叫びたくなるほどでした。恋をするのに理由はいらないけど過程はいるんですよ!
小松菜奈のことは嫌いではないけどそんなに魅力を感じたことがなかったのですが、この小松菜奈はよかった。いや~よかった。私もクールな小松菜奈に言い寄られてタジタジしたい。