『NANA』
もう困っちゃうよね。
小松菜奈かわいいんだもん。
評価とかもうどうでもいいよ。
5だよ5。
彼女の登場シーン以外を全部カットして一時間の作品にしても5だよ。
まあそうも言ってられないので感想です。
オープニングからどんな素晴らしい作品が観られるのかワクワクが止まらない訳なんですが、実際はそこまでではなかったかな、と。
問題は、私はこれを恋愛映画として観に行った訳ですが、それは要素半分、残りは夢を諦めない諦め切れない尊さや葛藤、夢とというものが持つある意味、呪いのようなものを描いた青春映画でもあった訳です。
年の差恋愛の道行や結末といった結論は、上手くかわして逃げられたようなあっけなさが残ります。
原作マンガは実にこの春完結したばかりで、それがどの程度映画に影響しているのかわかりませんが、それはとてももったいないと思いました。
見終わってみれば物語の着地点はあれ以外にはなかったとは思いますが。
タイトルにもなっている「雨」が物語の中で効果的に使われていて、ロケ大変だったろうなとかはまあいいんですが、心理的に少し重苦しい感じもあったかな。
主人公ふたりの好演は言うに及ばずなのですが、主人公の友達の清野菜名さんが特によかった。
ああいう「自分の物語」を第一にするより先に他人を気にかける人がとても好きです。
重要な役についている女優さん二人とも「なな」という名前だったのは撮影現場での混乱にはならなかったのでしょうか？
彼女に関わらず脇役陣は皆よかった。マンガ原作映画にありがちなやり過ぎ感はあまりなかったと思います。
ラストはパラパラマンガに注目しましょう。
劇場にて。18.06.01
2018#057
