このレビューはネタバレを含みます
小松菜奈の撮り方がなめるようで素晴らしいなと興奮しつつ、そんなんしてるからおじさんが人種差別じみた扱いされてるんじゃないのかいと偉そうに思ってみたものの、はてそれは嘆くべきことだろうか、いやむしろご褒美になり得るのではないかと思い至り、製作陣の深遠なる野望に触れて震えたが、よく見てみたら撮影監督はれっきとしたお姉さまだったので、自分の勘ぐりもいよいよ下衆くなってきたなと一瞬シニカルになりかけるも、いやおばさんがエロいって最高じゃないかと思い直して興奮を新たに。
最初店長の演技が大げさに見えたので、あれ大泉洋なのに珍しく下手くそじゃないかと思ってしまったのだけれども、あきらとの関係が進んでいって段々と自然な話し方になっていったので、あれは店長という仮面をかぶることでそれでも夜は明けるばりの差別をなんとか耐えしのいできたということだったのかとわかり、大泉洋、やっぱり頼れるなと。
それでも、ライバルの登場に伏線が足りていないように感じてしまったのと、ちはやふる同様に音楽がちょっとエモくて苦手だったというのがあったので、まあこの着地。
