かず

恋は雨上がりのようにのかずのレビュー・感想・評価

恋は雨上がりのように(2018年製作の映画)
4.4
"人を好きになるのに理由なんていりますか"

原作漫画、アニメともに鑑賞済み。
好きな女優さんが実写化してくれたら、スコアなんてあてになりません笑

爽やかな青春映画。上半期の邦画の中では、かなり好き。
山○メンバー的な話といえば、大体の話が分かりそうな簡単なストーリー。


小松菜奈さん演じる、橘あきらは陸上部の元エース。ところが、アキレス腱のけがで陸上を諦め、ふいに入ったファミレスでの店長との出来事をきっかけにバイトを始める事に。その後の2人の関係性は…

トレーラー等で、小松さんの走っている姿を多く目にしましたが、フォームの美しさに加えて、「あきら」の感情を乗せて走る姿が本当にカッコいい。
冒頭の、ザッ!というシーン。あれ、現実でやるのかなり難しいです笑
ロック調のオープニングの疾走感、素晴らしい。

無口、無愛想のイメージが強いあきら。ファミレスの接客でも同じで、ただ仕事を淡々と…といった感じ。
その一方で、店長と出会った時へと回顧するワンシーンでの、あきらの笑顔がとても印象的。

「空手チョップ」
自分が興味があるかないかで、ここまでの差。このくらい堂々としてると、むしろ清々しさ、センスの良さを感じます笑
逆に嫌味を感じなくて良いのかも?

もう無理。だと思わずに、また新たなスタートとして、動き出す。
辛かろうが、1つの事に熱中し、全うする。
人生においてとても大切な事ですね。
「何か」失ったものを取り戻す、そんな感じでしょうか…

雨のシーンが多いですが、快晴の青空のシーンもとても綺麗です。
音楽好きの私には、あきらが走る時に流れていた音楽が、とても素敵に感じました。

配役が完璧。気になったキャストを…

橘あきら役、小松菜奈さん
制服姿、浴衣姿、私服姿、陸上ユニフォーム姿、どの姿が好きですか?みたいな感じですが、全部似合う…そして美しい。
映画作品の中の小松さんが私は好きなんですが、今回もこれだけ魅力的に魅せてくれた監督は凄い…。
あのサバサバしてる感じ、まさしくあきらなんですよね…本当に役そのまま。

凡人の店長役、大泉洋さん
原作はもう少しおじさんですが、現実に居る冴えない店長役としては、完璧です…

みずき役、山本舞香さん
京都弁も良いんですが、印象強いのは彼女の強さ。カッコよ。


原作の言葉をそのままにしてくれていたのは、とても嬉しかった。
ストーリーも、削る所は削り、良い所は残す。本来はそれぞれのキャラにストーリーがありますが、上手くまとまっている素晴らしい構成でした。

あと、好きな作品に地元が使われていたのも個人的には嬉しかったですね。

ラストのあきらの表情と、エンドロールへの入りが絶妙です
スッキリ感!