みそ

恋は雨上がりのようにのみそのネタバレレビュー・内容・結末

恋は雨上がりのように(2018年製作の映画)
4.6

このレビューはネタバレを含みます

この映画最高かよ
この映画最高かよ
この映画最高かよ
あー、爽快。

オープニングのつかみもカッコいい
ズサッってなってズサッってなる
主題歌もハマる(がんばれないよー(がんばれないよー
映像の表現も音の表現も好き
祭場面の視界がクシャってなるところいい
笑いのテンポもさすが
雨の使い方も好き
恋愛恋愛してるわけではなく、
あー青春してるなー、と。

「あー青春してるなー」
増えました、そんなことを思うことが。
他人事です。青春に関して。いつの日かそうなっていたのです。
でも、走りたくなりました。久々に。こんな自分が。

大ケガして夢中だったものを失ってしまった少女。共感。
夢をずるずると追って、中途半端な生活が続く店長。共感。
挫折。っていうかまあ雨が降るわけですよ。っていうか雨はずっと降ってるんです。
嫌になっちゃいますよね。
でもね、「すぐやみますよ」なんて他人には声をかけてるんですよ。たぶん無意識に。
自分も雨にあたってびしょ濡れなのに。
で、少女は無意識の中で店長に夢中になって、そのふたりは交わった。

交わった。それがそれぞれのきっかけで。
自分が夢中になりたいもの、それにそれぞれ向かい始める。
45才、未練で終わらせちゃいかん。
それは「未練」じゃなくて「執着」,「執念」と言ってあげよう。
それだけで僕らの気持ちはずっと軽くなる。
"決断すれば、いつかそれを懐かしめる。
でもそれがもし諦めた結果なら、足踏みしたままだ"
少女へかけた言葉。でもそれって店長自身にとっても響く言葉。もちろんわたしにも。

同じ怪我を乗り越えた女の子の登場。
しかもその子の憧れは私だと言うじゃないか。
タイムもいよいよ私の記録と並んで。。
個人的には、この子の存在ってすんげえ大きくて
悔しいし、燃えてくる、どうにかしたいと思ってしまう。
壁ドンシーンも含め、最高の存在だった。
印象に残ってるシーンは、まだまだある。
祭場面の「もとには戻れないよ」と友達に言うシーン。
それって店長との関係のことなのか、
アキレス腱のことなのか、友人との関係のことなのか、変に考えてしまったね。
あとは、ハグしたあとの「ありがとう」。
台詞もそうだけど言い方がね、うん。
まあ、結局はラストシーンね。
少女の仕草と、アップになったときのあの目。
しびれますね。


うん、この映画すき。
みそ

みそ