はい。
正直言って、店長と同世代の中年オヤジからすると、
何て夢のような話なんだと思いつつ、
終始ドキドキしながら観ていったのですが、
やっぱり、
「ないないないないない。これはないわーー」
って思ってしまったってことは、
もしかすると、自分も何かを失ってしまって、
諦めてしまった1人なのかなぁと思わされたりしましたね。
でも、最後まで観て、ちょっと物足りなくも思いました。
よくよく考えると、ラストシーンも、
これがベストに爽やかな終わり方なんだろうけど、
個人的にはもっともっと、2人の描写を重ねながら、
恋愛の方に振り切って欲しかったなぁと。
や、話の題材や、時間的にに、それはちょっと無理っぽいのはわかっていても、
もっと2人のほのぼのとしたのろけシーンが見たかったというのが、
同世代の中年オヤジ視点の感想です。
気持ち悪いかも知れないけど、もっとときめく部分が欲しかったですね。
キャスト陣に関して言うと、
良い意味で小松菜奈が際立ち過ぎてて、
周りが霞んでしまってたようにも思いました。
演技がどうこうというより、
この娘はその風貌だけでも、独特の雰囲気や存在感が漂ってて、
今作でも小松菜奈だからこそ、
この物語のファンタジックな部分が浮かび上がってるんじゃないかというか。
特に奇抜な役柄じゃなくても、しっかりと彼女らしさを残せてる所は、
やっぱり凄いなぁと感心させられました。
これからも、色んな役柄に挑戦して欲しい、将来が楽しみな女優さんの1人です。
でも、女子高生役っていうのは、
流石にこのあたりで見納めになっちゃいそうですね。