【機内で視聴】大分前に見たのですが、記憶にずっと残っている良作なので書いておきます。多分外国人はこの映画を見たら特に感動すると思います。なかなかここまで繊細な空気の重さや軽さまで表現する映画はないと思う。しかも気軽に見れ笑いあり涙ありで重たい映画ではない。まずキャストが良い。小松菜奈は最高にかわいい。彼女がなぜアメリカの映画情報サイトが選ぶ世界の美しい女性１００人に入ったのかよく分かります。彼女の良さが良く出ていた。まず足の長さスタイルの良さ、元？短距離選手だから走る場面が多い。無表情な顔が良い。それに対し大泉洋のダメダメバツイチ中年男との初恋心がキュンキュンします。相手があんな駄目中年だからこそ彼女の痛烈な心の痛みが想像出来る。彼女は自分の深い心の傷を通じて同じ傷を持った人を探している内に彼のようなだめ男を見つけたんだろう。だって自分がこれだけ傷ついているのだから、ヘラヘラした普通の幸せな若者では到底苦しみを共有出来ない。だからこのダメ男が好きになったのだろう。彼はいつも失敗、謝ってばかりだが心のまっさらな人だ。バイト先の店長を彼女がいつも凝視するので、店長からすると「何故睨まれているんだろう。。。怖い。」。だし、「店長が好きなんです！」と勇気を出し告白されるも、「あああ、良かった。僕絶対嫌われていると思ってたから好かれてたなんて良かったよ。」と胸を撫で下ろし彼女の気持ちは伝わらず。機内で自分の脳が半ば外国人になった状態で見たので、日本の繊細な繊細すぎるほどの心の交流や行き違いや勘違いユーモアに第三者的目で見て更に感動した。彼女が初めてデートの練習台にした時に着ていた変な字の書いたTシャツやら、雨、木々や桜の美しさ。良い映画です。
