稀代の大富豪ゲティ。孫なら14人もいるしキリがないからと、誘拐された孫の身代金はびた一文払わぬと言い放つ。
いやいや、そんなこと言って、スマートに裏で動いて解決しちゃうんでしょ?とか思ってたのに、ぜんっぜん動いてないし。
ゲティの息子は仕上がったボンクラであてにならず。
誘拐された孫の母(ボンクラの元嫁)が、キリキリ追い詰められながら頑張る。元CIAの協力も得て、頑張る。
緊迫感というか、早く解決してあげたい❗と祈るような気持ちで息を飲む展開。
イ、イタリアンマフィアこわいよ。腕のいい医者こわすぎだよ。
映像、音楽の魅せ方も良いが、なんと言っても、キャストの演技力でリアルな重みが増していると思う。クリストファー・プラマーの守銭奴ぶりや、ミシェル・ウィリアムズの母の愛(グレイテストショーマンに続き素敵な母!)、マーク・ウォールバーグのタフガイっぽさ。ギャングの男も誘拐されたポールも素晴らしかった。
Filmarksで、クリストファー・プラマーは急きょ決まった代役だと知ってビックリ。ものすごいはまり役だと思う。ケヴィン・スペイシーも上手だっただろうけど。
ゲティ爺も、けっきょく市民ケーンで言うRose Bud状態だったと思う。何のための仕事で、何のための金か。気づくの遅いよ❗
※機内で字幕もなかったので、名言とか捕捉しきれていなさそう。また観る?いや怖いな。