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ゲティ家の身代金のピッコロのレビュー・感想・評価

ゲティ家の身代金(2017年製作の映画)
4.2
All the Money in the World

こんなこといいな。できたらいいな。を本当にやってしまったケヴィン・スペイシー。そのため代役(クリストファー・プラマー)を立てて再撮影という映画の内容よりも、そのドタバタ劇の方が気になってしまう映画。

この映画を観に行った一番の理由は、リドリー・スコット監督だからであるが、代役シーンがどれくらいあるのかも気になった。
そのまま上映せず代役を立てるぐらいだから、そんなにないのかと思ったら思った以上に出番があり驚いた。映画の半分くらいは撮りなおしてるような・・・。

ケヴィン・スペイシーはL.A.コンフィデンシャルが大好きなんで、かなり好きな俳優さんだったんだけどね。残念です。

以下、簡単なあらすじです。
“世界中のすべての金を手にした”といわれる大富豪ゲティ。17歳の孫ポールが誘拐され1700万ドルという破格の身代金を要求されたゲティは、こともあろうことかその支払いを拒否した。ポールを救出するためにどうするか・・・。
(今回はフィルマークスのあらすじをコピペしました。てへっ。)

実話に基づいてる映画は、事前にある程度調べたほうがいい映画とそうでない映画があると思う。自分はお勉強が大嫌いなので毎回調べすに行くが、かなりの確率で後悔している。
ただ、今作は何も情報を仕入れない方が楽しめると思う。
結末を知らないため、彼が助かるのか。助からないのか。ドキドキしながら観ることができたし、ストーリーも二転三転するので楽しい。
最後まで飽きることなく、エンドロールまで連れて行ってくれる。
最近のリドリー・スコット監督作品では一番楽しかったです。

早くお金払えよ。とゲティさんにイライラしたり、誘拐犯の一人が意外といい人で少し応援しちゃったり、クマと戯れないマーク・ウォールバーグはカッコいいなと思ったり、ミシェル・ウィリアムズは相変わらず凄いんで、そろそろオスカーあげてもいいんじゃないと思ったりしました。

リドリー・スコット監督は、もともとクリストファー・プラマーをこの役に起用しようとしてたみたいですね。
観たら分かるのですが、見事にピッタリで逆にケヴィン・スペイシー版が想像できないぐらいでした。
(YouTubeにケヴィン・スペイシー版の予告があったんで観たのですがケヴィン・スペイシーは特殊メイクで演じてるみたいですね。ますます勿体ない。)

とりあえず、この映画に関わった全ての人たちにお疲れさん。

この世は、金、金、金である。
神様、明日朝起きたら枕元に3億円置いてますように。
(無理なら、1億でもいいですよ。)
大きな靴下用意しなきゃ。