みきちゃ

ゲティ家の身代金のみきちゃのレビュー・感想・評価

ゲティ家の身代金(2017年製作の映画)
3.7
重厚な色合いとシェイクスピア風味で「映画観たわー」って気分になれた。

去年の秋頃からがっつり#MeTooとTime's Upの渦中にいた本作。騒動もなんのその~って感じのどっしりと落ち着いた映画に仕上がってたのは、監督がリドスコプロだったからこそなんだろうなあ。鑑賞中も一連のニュースがたびたびよぎって、要らぬ雑念といえば雑念だったけど、でも取り急ぎ繋ぎ直した感じとかまったくわからなくて、この手腕てばすっごいなーという本筋とは無関係な感動があったりした。

他人からケチって思われる人はモテない。でもここまで徹底的にケチだと一周回ってモテるモテないの概念など軽く超えてく。祖父ゲティは富の虚しさをよく知っていた。母アビゲイルは自分にとって本当に大切なものは何かをよくわかっていた。

It’s A Man’s Man’s Man’s World が流れたのよかったなー。私ならいつかのグラミー賞のときのクリスティーナ・アギレラ cover ver. を流したよ。

薄汚れてもどこか綺麗さを保ってたチャーリー・プラマーの今後が楽しみ。てかバルサザール・ゲティを出演させる案はなかったんだろうか。てかてか彼はシエナ・ミラーとの不倫以降どうなったんだろう。…なんか感想が雑念ばっかりやわ!

本国版ポスターのほうが「ヒッ」てなれて好き。