さかごん

ゲティ家の身代金のさかごんのレビュー・感想・評価

ゲティ家の身代金(2017年製作の映画)
3.8
1970年代に実際にあったとある大富豪の家族に起きた誘拐事件を「ブレードランナー」「オデッセイ」などで知られるリドリー・スコット監督が映し出すサスペンス巨編

「闘う相手は誘拐犯、そして世界一の大富豪」

ドケチの祖父から身代金を払わせるために奮闘するといった題材の面白さ🙌
実話ともあり、とても重厚なサスペンスドラマでした❗️当時は日本でも報道されていたらしいですね。
リドリー・スコット監督の映像に伝わる緊迫感は流石です😆✨
俳優陣も実力派揃いの顔ぶれで緊迫感に拍車をかけてくれています❗️

それにしてもホントにケチなおじいさんでビックリ。。自分の趣味の骨董品収集には平気で大金をはたいている場面とか、正直ハァ?となりましたw怪物と呼ばれる所以ですね🤔

しかし、劇中のセリフでゲティが自身の息子に役職を与えた際、自信のない息子に言い放った「仕事をくれといっただろ。溺れるか、泳ぐかだ」のセリフには悔しながらグッと来ました😵💦カッコいいこと言うやんか。。。

メインとなるゲティを演じたクリストファー・プラマーは本作でアカデミー助演男優賞を受賞し、アカデミー賞史上最高齢の受賞となったそうです❗️元々はケヴィン・スペイシーが演じられていたそうですが、スキャンダルで降板、代役として出演されたイレギュラーな撮影となったそうです🙌そんな中でも彼はお金に取り憑かれた冷酷な大富豪を圧巻の演技で熱演されております✨

誘拐犯と祖父の間で板挟みに合ってしまう母親を「マンチェスターバイザシー」のミシェル・ウィリアムズが好演しておりました。どんな逆境にも折れない母親の演技は絶品でした❗️

メインキャストの降板から9日で撮り直したことはリドリー・スコット監督の偉業と称えられているそうです。
メインキャストの降板にも折れず撮影された執念を感じさせる作品です👏✨
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