息子を誘拐され、法外な身代金を要求された母ミシェル・ウィリアムズは、元夫の父で大富豪のクリストファー・プラマーに、身代金を払うように頼みます。
しかし、このおじいちゃんが、信じがたいくらいのケチ。まごが14人いるから、一人に払ったら、残りの13人も誘拐されて、身代金とられる、とか言い放った上、狂言誘拐ではないかと疑い始める始末。
ウィリアムズが、払えよクソジジイ、プラマーが、やだ、この売女!でやりあってるのをマスコミが大騒ぎし始め、誘拐した組織も怒ったり、呆れたりで、大騒ぎ。見ていても、身代金払ってあげなよ!と思ってしまい、あまりに滑稽なてんやわんやの騒動に、何回も吹き出してしまいました。
2時間以上笑わせてもらい、ラストのウィリアムズの表情が傑作で、また大笑い。サスペンスだと思って見たら、思いがけず、良質なコメディを鑑賞できた感じで、得した気分になれました。