まなみ

ゲティ家の身代金のまなみのレビュー・感想・評価

ゲティ家の身代金(2017年製作の映画)
-
観たよ


何ともインテリなリドリー・スコットらしい作品

ケビン・スペイシー降板問題だったり色々と言われておりますがクリストファー・プラマーだからこそ、金持ち特有のあの癖の悪さ、財を築き上げた経験から出る風格が嫌らしく無く、尚且つそれが威厳を保ちながら最大限に引き出されている(これが凄い!)このプラマーが演じたゲディのキャラクターこそ本作が高評価された理由だと思う

ケビン・スペイシーだとヒール感が強すぎてバランス崩れそう(観たくないかと言えば嘘になるけど…)

誘拐物の作品としてはスリリングな部分は薄いですが要所要所でハッとさせられる場面に最後まで飽きずに楽しめました

母親に対してマスコミが言う「泣かないんですか?」これにブチ切れそうになったのは私だけでは無いはず😡

普通ではない家族の在り方の難しさやジレンマ、そこに切なさも感じ、これからゲディ家を背負う重みあるラストも印象的でした。

只、交渉人がマーク・ウォールバーグである意味をあまり感じない…(←てかギャラ貰いすぎな)
まなみ

まなみ