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リヴァプール、最後の恋のぴろぴろのレビュー・感想・評価

リヴァプール、最後の恋(2017年製作の映画)
3.8
女優グロリア・グレアム。 私は実在した女優の名前を今回初めて知ったけど、1950年代ハリウッドで活躍し、4度の結婚歴があり『悪人と美女』でオスカー助演女優賞に輝いた大女優だったらしい。 映画で描かれるのは、駆け出しの若手舞台俳優ピーター・ターナーとの年齢や俳優としての格差を越えたロマンス。
グロリアを演じたアネット・ベニングが恋する乙女の様なチャーミングさと、老いと、少しずつ病でやつれ弱っていく姿、脱いでノーメイクの素顔も出して往年の大女優を完璧に魅せ、こちらの大女優の女優魂にも天晴れ。
ある意味、最後まで大女優だったグロリア。 女としての生き様、潔さ、オンナゴコロが切なくて苦い。 思い出は美しいまま永遠に昇華されたのでしょう。
エルビス・コステロの歌声が華を添える。
そういえば、「ノッティングヒルの恋人」も主題歌はエルビス・コステロだったっけ。 大女優恋愛モノに合うな。
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