さとし

プラウド・メアリーのさとしのレビュー・感想・評価

プラウド・メアリー(2018年製作の映画)
1.5
B級アクション祭り第2弾!
どちらかと言うと女性を意識した作品です。しかし、これは終わるまでに何度かあくびがでてしまい、最期まで見れるか心配でした。

ひょんな事からダニー(シャビ デイアロ ウインストン)を助けたいメアリー(タラジ P ヘンソン)はそこから彼との複雑な関係が始まります。

タラジ P ヘンソンといえば、人によっては「ドリーム」のキャサリンや海外テレビドラマ「エンパイア」「パーソン オブ インタレスト」という方が多いと思います。しかし、今回はちょっと勝手が違うようです。どちらかと言うと「アトミック ブロンド」のシャーリース セロンや「ボーダーライン」のエミリー ブラントのような強くてカッコいいヒロイン像を気づきあげたかったのでしょう。しかし、残念ながら今作はB級感が否めない作品です。「96時間」や「ジョン ウイック」のようなスピーデイーな展開がなくアクションもあまり迫力がなくあっさり終わった感があります。名脇役のザンダー バークレイや名優ダニー グローバーが出ているのは事実ですが、あまり効果はなかったです。

今作の監督は「エンド オブ キングダム」と同じだけあって方向性やセットの見せ方、更にはアクションシーンの見せ方が実に下手な監督です。例えば、トムとメアリーが襲撃するシーンでは辺り一面が暗かったですね。加えてトムがほとんど仕事をしていてメアリーは役立たずどころか、足引っ張っていました。爽快な気分にさせてくれるはずのアクション映画でイライラ感があるようではいいとこなしです。

というか幼い子と殺し屋が心通わせる映画なら「レオン」があるではありませんか?レオンもニューヨークが舞台ですしね。脚本の段階でムリがあるかな・・・。あと武器をクローゼットに隠すならどんな方法でも良いので鍵をかける事をお忘れなく。ダメだこりゃ。
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