第二次大戦中のスコットランド、エリスケイ島が舞台。
ウィスキーを愛して止まない島民たちの実話に基づく物語。
ウィスキーなしでは夜も日も明けないような愛すべき島民たち。見ていて楽しくて、ゆるーく笑えます!
スコットランドの島の風景や建物、衣装や音楽の雰囲気もいい。
戦争でウィスキーも配給となり、島のウィスキーも底をつきます。
大好きなウィスキーを飲めない島民たちは、元気もなくなります。
「ウィスキーなしでは結婚式もあげられない」と嘆く島民たち(笑)
そんな時、貨物船が島の沖の岩にぶつかって座礁します。
座礁船にアメリカ輸出用のウィスキーが積まれていることを知った島民たちは、色めき立ちます。
座礁した貨物船から、船が沈む前にウィスキー救出大作戦が敢行され、無事大量のウィスキーを手に入れるのでした。
しかし、輸出品を勝手に持ち出すことは、関税法に引っかかる違法行為になるようです。
違法行為を厳格に取り締まろうとするワゲット大尉と島民たちのウィスキーを巡る攻防が、とにかく楽しい。
お話は、島の郵便局長のマクルーンのナレーションで進みます。
マクルーンには、年頃の二人の娘がいて、二人とも婚約者がいます。
”二人の花嫁”という題名が示すように、ウィスキーを死守した島民たちは、マクルーンの二人の娘たちの結婚式を、ウィスキーを飲みながら島中総出で祝うのでした(笑)
ホッコリしながら笑えるユーモア溢れる作品です。