奈菜子

銀魂2 掟は破るためにこそあるの奈菜子のレビュー・感想・評価

-
莫大な予算が許された愛すべき大人の文化祭劇
「映画というよりは出し物です」という菅田くんのお言葉通り、なんだか映画というよりは友達の高校の文化祭に行ってきた感じでした。
作り物の世界だと覚めた目で観るのは寂しいから、CMや生活に邪魔される金曜ロードショーよりは映画館にいってどっぷり浸かってしまうのが正解だと思います。
ピーという訂正音をいれてまで笑いを突き詰める姿勢には私の大好きなアニメ銀魂へのリスペクトが感じられて嬉しかったです笑やっぱり大人になってもふざけたいしなんなら怒られたい。
コンプライアンスの時代だなんてこの際忘れてしまいましょう!!
そんな反面、完璧なビジュアルと共に本気のアクションをみせてくれるんだからたまらない。特に橋本環奈ちゃん、こんな激しいアクションもできるなんてこれからが楽しみです。ところどころ強引な展開はあっても銀魂という作品そのものへの愛と熱量でかんたんに乗り越えてしまっていました。
実は長尺な映画の前半、佐藤二朗による壮絶な笑ってはいけない、に不作法にも声を出して笑ってしまったけど、隣の人が顔をしかめるどころか私より笑っていて、それが不思議なほどに幸せでした。
奈菜子

奈菜子