じゅんP

銀魂2 掟は破るためにこそあるのじゅんPのレビュー・感想・評価

1.0
ある種、ケタ違いにパワーアップして帰ってきたのだと、そーいう言葉をお贈りしたいと思っています…つまり基本説明してるかスベってるかだね!

『銀魂』1作目以降、福田ユニバースは爆発的に拡張し続けている。丁度良さげな原作を見つけてきては、いつメン招集。
元がこんなノリだから、を盾にアタればシリーズ化。スベっても「あえてやってるからマジになんないでねw」的な空気に乗っかってもらって、ネタにしてもらって、楽しかったような気になってもらえる。ピースニッポン。

映画を揶揄する言い回しに「2時間ドラマでよくね?」ってのがありますが、福田ユニバースはもう随分前から「CMでよくね?」の域に達してると思う。auやバイトルのCMとの間に、私は冗長さ以外の違いを見出すことが出来ないのです。

身内ノリから発せられる痛々しさ、これが結婚式の余興であれば食事に専念する、旧友との会話に勤しむなどの回避方法がありますが、まともに真正面から向き合った場合、これを見るという選択をしている自身の中にもまた痛々しさを見るという構図が出来上がります。ニーチェが言ってたやつですね。(たぶん違う)

登場人物に普通ではない(けど決して面白くはない)言動を取らせる→それがどう普通ではないのかを説明する→普通ではないのだから面白い(のだと説明する)という自己矛盾を抱えた手順がひたすら繰り返される苦行。

私は
そう、私は…
詰んでいたのだ、初めからーーー
じゅんP

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