このレビューはネタバレを含みます
【 『飲みましょう!』】
スパイもの、007もボーンシリーズもそれなりに観てるつもりだけどそこまでハマらないのは、ドラマが少ないからなんだろうな。
無くはないんだけど、今作ほど“濃く” はない。
スパイもののハラハラさに加え、北と南で立場違う二人の心の触れ合いを、韓国映画らしくどっぷり描いたのがスパイ映画に珍しくハマった。泣けた。
北の所長役の俳優さんが良かった。存在感すごい。最近観た『アルキメデスの大戦』の田中泯 級の存在感と演技。
金大中・将軍様と個人的に謁見できるほどの立場なのに、家は質素な現実。
ロレックス(結局ニセモノと知ってたの??)に比べて、おそらくもっと安価であろうネクタイピン。“ 贈りもの” の本来の意味を思い出したよ。
遂に北朝鮮に降り立つ。流れてる曲が『シャイニング』そのもので恐怖心煽って少し笑えた。
にしても直接謁見のシーンは緊張感あったなーー
おそらく、本当にあんな感じなのかな。
このテの韓国映画に珍しく?拷問・リンチシーンの残虐描写が無いのも良かった。