#twcn
「ミオク(미옥)」か!!
キム・ヘス女史のジャケじゃなかったらわかんなかったw
キム・ヘス女史とイ・ソンギュン氏のバディもの、と思ったらソンギュン氏の歪んだ執着がすごい。
2人ともキム社長という人の会社で、力にものを言わせた汚れ仕事を長年担ってきた。
昔はただの犯罪組織だったが、今は会社としてどんどん富を得ようとしている。
しかし2人のやる仕事は変わらない。
美人局(ラテット)、脅し、拷問、殺し。
ソンギュン氏のことを好きな若い美人局役の女の子がいるんですけど、ずっと迫ってるのに、ソンギュン氏はキム・ヘス女史以外になんの感情もないんですね。
そんなソンギュン氏が、キム・ヘス女史の大きな秘密を知り、喧嘩になった時にその若い女を抱くんですが、去り際に金渡すとか・・・最低やな。
ここでもう1人。
その美人局のトラップにかかった検事が、反撃に出る。
まずは不満タラタラのソンギュン氏に追い討ちをかけるように、キム・ヘス女子の過去をばらし、この会社の内部からの分裂を画策する。
ソンギュン氏は超積極的にキム社長をやっつけ、キム・ヘス女史は、昔の因縁で別口でさらわれる。
そしてそれぞれが、思ってもみなかった最悪の結果を迎えることに・・・。
んーまずは長くなりがちな韓国映画の中でこのジャンルの映画をこの尺に落としたのは、見事だと思います。
そのせいで、かなり省略して話が進んでいくのですが、見たところ全然流れがわかります。
すごいテンポいい!というわけではないのですが、普段感じる泣きとエモーショナルが長いんだよ!というストレスがないのは大きいかと。
でそういう映画ができるなら、普段の韓国映画はなぜあんなに長いのか・・・終わったらすぐ出て行くくせにw
この検事みたいに立場が変わったら、相手との関係性に置いても態度が豹変する奴が一番怖いっすね。
こいつが一番悪い、みたいになってきますやん。
最初の若い女にデレデレしてる、みたいなのなんだったのw?
いい人イメージの強いソンギュン氏と、カッコいいお姉さんキム・ヘス女史との相性が意外によかった。
完全に一方通行なのがいいですよね。
ソンギュン氏はなぜ、自分がすかれないのか全然わかってないから、アプローチの仕方がことごとく間違ってる。
だからあの結果は自分が招いたことだと思います。
あと、暴力描写は最初のセメントから水槽、ガゾリンに至るまでそれやだーーー!!ってのが結構見れました!!
最初から最後までキム・ヘス女史がカッコいい!
アクションはほとんど彼女の担当です。
男性陣フルコンタクトがあんまなくて・・・銃だったり、一方的だったりでまあ面白くはないですよね。
頑張ってる感もないし。
インタビューで皆さん仰っていましたが「女性が主役のノワールが少ない」と。
確かに!!
最近だと「悪女」くらいですもんね。
ほんと、キム・ヘス女史が1人で頑張る映画。
ラストの車が止まるのも、彼女は最後まで自分以外を思いやっていた結果ですね。