ゴロフキン

ブラザーのゴロフキンのレビュー・感想・評価

ブラザー(2017年製作の映画)
3.1
Netflixで「あなたへのオススメ」みたいな感じで推してくるんで試しに見たんですけど、嫌いじゃないです。(でも大好きでもなかった)
マ・ドンソクとイ・ドンフィの兄弟が父親の葬式のために実家に戻りひと騒動起こすファンタジーコメディ。実家へ向かう途中、車で撥ね飛ばした(!)正体不明の女性もなぜか加わる妙な展開。一体どうなる?と期待感を煽るようでありながら睡魔も襲ってくるのはなぜでしょう。

舞台が韓国の儒教の名家ということで、自分にはさっぱり馴染みがありません。独特のしきたりや風習に面食らう場面が多くて、実はいまいち没入できなかったのですが役者さんは何気に知ってる人が多くてそちらで楽しめた感が強いです。

マ・ドンソクってシリアスな作品のコワモテ筋肉要員という認識しかなかったのですが、あの冗談みたいな体型は喜劇でこそって感じもしてきました。
ありえない姿勢で寝たり、罰ゲームみたいな衣装を着せられたり、ドンソクさん攻めの姿勢が凄いです。
そしてドンソクよりもよかったのが弟役のイ・ドンフィ。小生意気なお調子もんキャラがすごくいい感じ。ドンソクがボケならドンフィはツッコミという役割がすごくハマってた気がします。他にも『鋼鉄の雨』で何気に注目してたチョ・ウジンも発見!北朝鮮反乱軍のあのおっかないやつが今回はモロに三枚目のちょい情けない警官役です。作品ごとの変貌ぶりが凄くてこの人もファンになってしまうかも。

撥ね飛ばした女の人の正体や軒下に隠されてた携帯の秘密など、後半はちょっとだけ感動します。



追記 もう一回見てみるとなかなかの隠れ名作って気になります。イドンフィが好きなら必見かも。こんなに生き生きしてる彼は結構貴重です!
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