サムカワ

GODZILLA 決戦機動増殖都市のサムカワのレビュー・感想・評価

GODZILLA 決戦機動増殖都市(2018年製作の映画)
4.0
このゴジラ_____サノス級。


映画代分の満足度はありました。
すごかったです(稚拙)


3部作の第2部目ですがら、途中から始まり、途中で終わる。
そして2作目特有の構造(『帝国の逆襲』など)のダーク感、宙吊り感がノレるか否かが評価の分かれ道かと。


このシリーズはそもそもあまり世の中から期待されてないですから、だからこその独自の路線を突き進む姿勢が僕は大好きです。


正直 かなり退屈なシーンが続きます。
ずーーーーっと喋ってるんだわ。

ですが、
心では「まだ喋ってんのかよ」
「おいおい、せっかく盛り上がったのに勢い落とすなよ〜」と野次が飛び交いましたが、
理屈で考えると、この安易にカタルシスを与えてくれない感じこそが、2作目らしさ なのだと妙に納得してしまうんですね。


物語以外でちょっと思ったんですが、前作のゴジラよりも遥かに大きなゴジラなはずですが、あまりその大きさの異常性が伝わらなかったです。

物語上あまり比較対象になるものを近くに置いたりできないのはわかりますが、そのへんをどうにか、もう少し「あ…これは勝てないわ」と心底絶望させてくれる大きさ表現があと一歩欲しかったです(偉そうに)


にしても、現状でもゴジラの引くレベルの強さ、それに対する絶望はかなり感じます。

そんな恐怖の塊のようなゴジラが終盤、心底「美しい……」とウットリしてしまうほど神々しく映る、本作の白眉と言っていいショットを観た瞬間 背筋が凍りました。

「シン・ゴジラ」の東京破壊描写にも感じたことですが、本当の地獄って、もしかしたらこれほどまでに美しいものなのかもしれない……と思わせてしまう、そういう意味での怖さがあって、口あけてポカーーーンとしてしまいました。

あれだけで僕はこの映画が大好きですね。


エンドクレジットで流れる主題歌が「THE SKY FALLS」ってタイトルですが、あのラストからこのタイトルって、かなり皮肉ですよね……


諸手を挙げて大傑作!とはとても言えないですが、僕は大好きですし、劇場での一見の価値あり!と思います。