Hiro

GODZILLA 決戦機動増殖都市のHiroのネタバレレビュー・内容・結末

GODZILLA 決戦機動増殖都市(2018年製作の映画)
1.5

このレビューはネタバレを含みます

ゴジラでこれやる必要があるの?
かつてのローランドエメリッヒ版「GODZILLA」が、
ゴジラではない別の怪獣映画だと思って観ればそれなりに面白いのと同じで、
純粋に新作アニメとして観たら面白いのかもしれませんが、
正直、ゴジラを使わず他所でやってほしかった。
この脚本であえてゴジラにする意味をまるで感じない。

この監督のファンの客層ならいいだろうが、
ゴジラが好きで映画観にくる人に客層にたいして、
ゴジラ出現が1時間超えてからで登場時間は、のべ5分程度。

いやこれが第1作目だったら、待たせて待たせて終盤にゴジラ登場でもいいんですよ!
もうゴジラがどういうものか前作で分かっているのに、寝たままで動かない。

戦い方や作戦も前作とほぼ同じで、直立不動でのそのそ歩くゴジラに
上空からヒット&アウェイで既視感半端ない。
前作でやられちゃった不足分の兵力をメカゴジラシティで穴埋めしただけ。
メカゴジラもソフビまで発売しておいて登場せず。
メカゴジラシティも外見的な怪獣らしさは何もなく、
砲台がたくさんついた極めてフツーなコンビナートみたいな要塞。

このメカジラシティの発想を評価する声は多いけど、
いくらSFとはいえ、複雑な部品を必要とするロボットや砲台に変化し、
増殖するというターミネーターのT-1000をはるかに凌駕するナノメタルという都合のいい設定に
リアリティーを感じられず、物語に入り込めなかった。

しかも中盤までさんざんメカゴジラメカゴジラって煽るもんだから、
怪獣好きな息子は「ねえ!メカゴジラいつでるの?」と変に期待値を上げて、
バルチャーを見て「あれにさらにナノメタルで頭と尻尾が進化してメカゴジラになるんだね!」と目を輝かせておりましたが、、、
自分はネタバレでメカゴジラが出ないと知っていたので、
もう途中から心の中で
「観たいと言われたとはいえ、メカゴジラはでないし、ゴジラも終盤までずっと寝たまんまのこんな難解で人間ドラマとセリフだらけの映画を観させてしまってごめんなさい」とひたすら謝っておりました。
Hiro

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