何か…自然と科学の二項対立の側面が強まったことで急に短絡的でバカっぽい話になっちゃったな。
「便利」だけど禍々しい「毒」を「制御可能」とか言い始める時点でこの第２ラウンドの着地点はおおよそ見当がつくんだけど、そこに至るまでがシンプルにワクワクしない。
合理的な知性の集積たるヴァルチャーの、まがいもの感たっぷりなビジュアルも誰得？でしかないし。
前作は逼迫した状況の中、一縷の望みに賭ける展開をスピーディーに見せ切っていたのに、今回は娯楽性と直結していたリスクや制約を押し退けてまで、重くるしいテーマを推し進めることに終始していて停滞気味。
自然に対するサマーナイトタウンばりの相反する感情を描きつつ、人は愚かだ！って風呂敷広げまくって…これ主人公の精神的な帰結はともかく、あと１作でキレイにたためるの？？？
とはいえ、次作で３本のマイク持った最終兵器が真実の爆弾を投下する可能性が示唆されたので、はよ次観たい。
