Pnori

GODZILLA 決戦機動増殖都市のPnoriのレビュー・感想・評価

GODZILLA 決戦機動増殖都市(2018年製作の映画)
2.8
1部から続けて鑑賞。

熱く激しいゴジラとの戦いにまたもや敗北した人類。だが絶望を受け容れるわけにはいかない。若者達に命運を任せたまま、迷走を始める。

1部の終盤のテンションをそのまま持っていくが、序盤は可もなく不可もなく。前作より説明をしなくて済む分お話はスムーズに進んでいく。
戦うシーンの迫力はそのまま。数々のアクシデントを乗り越え作戦は成功するのか。ハラハラドキドキの緊張感は十分に堪能できる。

この映画のもうひとつのテーマは「異種族」だと思った。生まれ持った価値観の違いにより起こる衝突。当たり前の価値観が覆される驚きは共感できた。が、それだけ。
ゴジラにとってそれは何の脅威でもないわけで。むしろ愚かな行為でしかない。そんな人類は絶滅するべきだ、と言っている。

ゴジラにとってはいい迷惑だ。食物連鎖の頂点に立ち、地球を支配し安寧の地として快適に過ごしていたのに、追い出した筈の人類が戻ってきた!
何やらコソコソと我の命を狙っているではないか!(笑)

主人公の葛藤や心の変化。人類はどう進化していくべきなのか。そういうシーンが退屈だと感じるのは、単純に巨大ゴジラvs非力な人類のガチンコ勝負のみを観たかったからなんだと気づかせてくれた第2部。
どうやらお話は期待していた方向とは違う方へ舵を切ってしまったので、後は行末を見守るのみかな。絶望のどん底まで叩き落とされて、これからどう盛り上げてくれるのか、それ以外楽しみは無くなった。

メカゴジラ?
あぁ…なんか、出てきてたねぇ…。
メカゴジラの黒歴史にならないと良いけど(笑)
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