1976年に起こった飛行機ハイジャック事件を元にされた映画。実話ベースです。
私の好きなロザムンドパイクの起用、実話を基に淡々と進める構成、事実を出来るだけ伝えて観客へ訴えるなど、色々と頑張って作ったのは窺えます。
しかし、全体的な総評としてすごく良かったとは言えないかな。残念としか言えない。端的に、中途半端です。
私としては、今のタイミングではこれはアリだけれど、歴史に興味がない、もしくは気分ではなかった人にとっては、つまらないと言われても仕方ない。
無理にエンターテインメントにする必要性もないけれど、この辺りは難しいのだろう。
私は考えさせられたし、勉強になった。
パレスチナとイスラエルの紛争下に置いて、昨今の情勢も見聞きしたことがある人も多いかと思います。つい先日も、パレスチナ人が34人亡くなったなど、常に絶えません。
恐らく、彼らの平和的解決など当面皆無なのでしょう。私たちが、世界平和など叫んだところで、この現状は無情にも続くし止められない。
映画の完成度は、決して高いとは言えませんが、事実や今なお続く恒常的紛争の問題提起としては、良かったと思います。
せっかく問題提起として映画を作ってくれたので、視聴者数や評価数の低さが惜しいので、もっと見てほしいと願います。
イスラエルとパレスチナの問題など、日本にとって、危機迫る何かがなければ真剣に考えることもないでしょうから。
ただ、他の世界の国々でも同様に、興味がなかなか持たれづらいかもしれませんね。
私は友人に、イスラエル人がおり、彼にこの件について意見を求めてみたいと思います。
彼はパレスチナ人でも事件の当事者でもないのですが、これをきっかけに学びにしたいですね。