このレビューはネタバレを含みます
私の大好きなジャンル「coming of age story」。
素敵な高校生の青春モノ。
主人公サイモンは家族や友人に恵まれ、絵に描いたようなパーフェクトな高校生活を送っている。ただ１つの秘密を除いて。。。
ゲイであることを打ち明けたときの家族の反応がとても温かくて、どこの家族もこう合って欲しいなぁと思ってしまった。「君の名前で僕を呼んで」のお父さんも良かったけど、今作も家族が温かくて良かった。
「息子がゲイであること」が悲しいんじゃなくて、「ゲイであることを隠して過ごして来た時間、その間の苦しみや葛藤」を自分が気付かなかったことを申し訳なく思って泣いてくれる父親。
LGBTの若者たちのいじめや自殺率の割合はその他の子たちに比べるとアメリカでも圧倒的に高くて、本当に胸が痛むんだけど、この多感な時期をどう乗り越えるか、はやっぱり家族と友達次第だな、と実感。サイモンも賢くて魅力的だから、友人たちも魅力的で優しい。１３の理由で好きだった俳優さんたちが出ててそこも本作の魅力。
