平凡な人たちの青春恋愛映画
登場人物がリアル
ザ・善人も、ザ・悪人も出てこない
(頭の悪い人は出てくる)
みんな平凡な人たちで、平凡な寛容さや偏見や様々な問題や悩みを抱えてる
それは主人公も同じ
何かトラブルを描いた後に
それに対してひとつひとつフォローを描くところは、素晴らしいと思った
特に、アウティングされた主人公が
アウティングした相手に言うセリフは的を得ていたし
食堂で差別的な行為をした学生を叱る教師の言葉は強烈だった
失言をした父親が、その後主人公と和解するシーンも丁寧だったと思う
メールの相手に恋した主人公が
「もしかして彼がブルー?」と数々の妄想を膨らませる場面が微笑ましい
一方で、アウティング前後からの描写は凄まじくつらく苦しい
いい映画だと思う
でも、個人的には観るのはしんどかった
お腹が痛くなるので、もう観ないと思う