このレビューはネタバレを含みます
結構羅列的で読みづらいです。
久しぶりの当たり映画でした。
主人公はゲイの男子高校生のサイモン、まだ誰にも自分のセクシュアリティを打ち明けてない。
ある日学校の裏掲示板に自分がゲイであり孤独に感じている旨の書き込みがブルーという匿名でなされる。
ブルーに共感したサイモンは彼にメールを送り、匿名ながら自分も同じくゲイであることを告白し、二人はメル友になる。
が、サイモンの同級生がブルーとのメールのやりとりを知ってしまい、それをもとに脅されることに。
結局その同級生はサイモンとブルーとのメールのスクショを掲示板で公開し、サイモンがゲイであることを暴露してしまう。
というあらすじ。
このあと暴露した同級生が冷静になり、サイモンのところに謝りに来るんだけど、その際サイモンが
「いつ、どこで、誰にカミングアウトするかは僕が決めることだ。お前がその権利を奪った。」
って同級生を責めるんだよね。
もうほんと、この言葉にぼろぼろ泣いてしまった。
冒頭にもサイモンは
「ゲイばかりがカミングアウトをするのは不公平だ。ストレートもみんなやるべきだ。」
ってことを言ってて、彼がどれほど周囲に打ち明けることを困難に思っていたかがわかって号泣してしまった。
ストレートが社会の一般でLGBTだけがイレギュラーっていう考え方を改めなきゃいかんなって思った。
サイモンはゲイであることを恥じてないって言ってるんだけど、でもやっぱりカミングアウトして周りが変わってしまうことをずっと恐れてた。
結局周りにゲイであることが知れ渡るとみんな態度が変わってしまう。
その様子がほんと悲しくて切なくて。
もし私の友達でサイモンのような子がいたとき、私は受け入れられるかと考えてしまう。
想像の中ではぜんぜん平気って思うけど、実際起こったときに相手を傷つけてしまわないか不安で仕方なくなった。
もっと知識を入れて常識をかえていきたいな。