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Love,サイモン 17歳の告白のsayanaのレビュー・感想・評価

Love,サイモン 17歳の告白(2018年製作の映画)
3.4
LGBTQ映画というかカミングアウト映画。大手制作会社が初めてゲイを主役に扱った映画というので期待していたんだけど、結構ありきたりだったかな…。友達とのすれ違いがあったり、学校で揶揄われたり、ちょっと辛かった。でも最後遊園地行ってたから良しとする。でもNetflix信者の私は『アレックス・ストレンジラブ』派です。
「ゲイだけがカミングアウトするなんて不公平だ。ストレートにもカミングアウトする瞬間があればいいのに。」発言には唸った。確かに…!!って。カミングアウトって告白して終わりじゃないし、撤回できるものでもない。一生その肩書きが付き纏うと考えると、本当に勇気がいる行動なんだ。ゲイだと確信する瞬間って人によって違うだろうし、不確かな人もいるだろうし、カミングアウトするのがいかに大変かを知った。
キャサリン・ラングフォードは美人なのになぜかパッとしないっていう中途半端な立ち位置で好感を持てた。意外にもマイルズ・ハイザーは端役だった。もっと活かせたはず…。いじめっこジョック達はなんであんなにもゲイに突っかかるのか。口では到底敵わないのに。
普通に青春映画として現代の若者事情を更新してくれたのは良かった。音楽はThe Bleachers、The 1975、Panic! at the Discoとか今っぽいし、GIFとかミームも出てきた。ただ学校掲示板ってまだあるもんなの?
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