ジョジー

アイ・フィール・プリティ! 人生最高のハプニングのジョジーのレビュー・感想・評価

4.2
予告編から面白そうで、ロマコメ好きの私としては公開を待ってた作品! 
ちょっと太目で自分のルックスに引け目を感じているレネー。きれいになりたいとジムに通い始めたものの、ずっこけて頭を強打。意識を失うも、目覚めてびっくり、スタイル抜群で完璧な美人に変身した自分と出会う。
自分がイケてる美人だと思いこみ行動するところが本当におかしいんですよ。他の人には今までと何も変わらないレネーなんですが^^ ネガティブな彼女はどこへやら、ポジティブ過ぎて怖いくらい(笑) 
同じ見た目なのに、仕事に恋に、人生が好転していきます。ただ、美人になって(なってないんだけど^^;)、自分が今まで忌み嫌ってきたイケてる人たちと同じ言動をしてしまったり。当たり前だけど、美人でもそうじゃなくても同じように悩みはあるのにね。
私もレネーと同じように若い頃からちょっと太目でルックスも良くないから、彼女の気持ちとても良くわかりました。子どもの頃は大きくなったら誰でもきれいになると思ってた口です。ありきたりだけど、人は見掛けじゃない! レネーが勤める高級化粧品会社でのスピーチにぐっときました。
今更もうどうしようもない年齢の私ですが、それでももっとポジティブに生きればいいのかもって思えたし、正に今顔やスタイルを気にしてネガティブになってしまってる方、この映画を観れば勇気をもらえるかも! 
泣くことはないかなぁって高を括ってましたが、昔のあれやこれやを思い出し涙してしまいました。2018年を締めくくるにふさわしい、笑って泣けてハッピーになれる作品でした。とっても良かったです。

主役のレネーを演じるのは『エイミー・エイミー・エイミー!こじらせシングルライフの抜け出し方』のエイミー・シューマー。あの作品よりも良かったな。彼女は根っからのコメディエンヌですね。はじけっぷりに笑わせてもらいまいした。
そして、レネーが働く高級コスメ会社の令嬢を演じるミシェル・ウィリアムズがいい♪ お嬢様育ちで庶民のことは何も分からず、おバカに思われる高い声がコンプレックスっていう役なんですが、とても可愛らしかったです。
何だか似たような映画あったなぁって思ったんですが、ファレリー兄弟の『愛しのローズマリー』。あちらは催眠術で巨漢の彼女を美人と思い込んだ男のロマコメでした。もう一つ、今作との違いは視覚的に美しいのが分かるってところかな。
映画ネタはお楽しみだからタイトルは伏せますが、若きトム・ハンクス主演のあの映画をレネーが観てて、自分も!ってなるんですよ。また観たくなっちゃいました。
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