のでぃ

アイ・フィール・プリティ! 人生最高のハプニングののでぃのネタバレレビュー・内容・結末

3.8

このレビューはネタバレを含みます

主人公が物理的に変身して違う人生を体験するというようなストーリーはこれまでもよく見た気がするが、この話は主人公が頭を打ったせいで自分が絶世の美女に生まれ変わったと『自分だけに見えている』というところがなかなか面白い設定だった。


映画には主人公のレネー以外にもそれぞれ魅力的な登場人物たちが出てくるものの、
美人でキャリアもステイタスもあるエイヴリーは自分の声に、
レネーの彼氏のイーサンは『男らしく』ない自分自身に、と
大なり小なり誰にでもコンプレックスがあることが描かれていて、自分に自信を持って堂々と真っ直ぐ生きることがいかに難しいことであるか気が付かされる。
ゆえに(本人はあくまでも自分を美女だと思っているが)見た目がぱっとしなくても、自分の魅力や能力をいかんなく発揮して周りを巻き込んでいくレネーの明るさが眩しく映り、自己肯定力の偉大さと重要性を教えてくれる明るい映画だった。
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