「美醜コンプレックスあるある」の表現が実に的確で、序盤の主人公レネーの気持ちが分かりすぎてツライ…と同時に大爆笑🤣
見た目が美しいだけで幸せになれるわけじゃないって分かっていても、「あーあ、高橋メアリージュンみたいなルックスだったら人生変わってたのになぁ」と、3日に1回くらい思う。そしたらある日、突然、本当にそうなっちゃった!
それが体験できちゃう映画です。
頭を打ってから、レネー本人は見た目がナイスバディの超絶美人に見えてるんだけど、周りの人はまったく同じに見えてるから、そのズレが面白い。でもちゃんと会話が成り立ってる。アンジャッシュのコントみたい😅
ビキニコンテストのシーンは笑ったわ〜。
デート相手のイーサンが「怖すぎる…」とドン引きするところ、最高! でもイーサン、めっちゃいい人!
コンテストの司会のおじさんの「夜道でパンクした時、一緒にいたいのはどっちの女だ?」ってセリフ好き。いいこと言うやんけ!
自信をつけたレネーが、どんどん前向きで大胆になって、仕事も恋愛もうまくいくようになるんだけど、見た目が本当に良い人があんな感じだったら、こうはならないんですよね。ただのイヤなヤツになっちゃう。
あの見た目で、ブルゾンちえみみたいに「いいオンナ」ぶってるから笑えて、でも自然体で明るいから魅力的に見えるわけで……。しかも気遣いができて、人を楽しませるのが上手くて、会話のセンスもある。
そう思うと、美人て損なのかな?とも感じました。
最初は良かったのに、調子に乗ったレネーがちょっとイヤな人間になっていくのもリアルで……。そこをちゃんと描いているのもよかった。
誰でも何かしらのコンプレックスを持っていて、そこが変えられないとしたら、じゃあ自分はどこを磨き、何を武器にしていけばいいのか。美しさって何なのか、魅力って何なのか。
大切なことに気付かせてくれて、いっぱい笑って最後はスッキリ! 元気をもらえる作品。
最後のスピーチが素晴らしくて、ちょっとウルッときました👏
いつもと全く雰囲気の違う、ミシェル・ウィリアムズもかわいかったです。