ハッピーな勘違いムービー。
外見にコンプレックスがあり自信が持てず卑屈になってしまうレネー。
仕事にも恋にも恵まれない。
何かの拍子で美人になったと勘違いしメンタリティーが一変する。
ただ、そう思っているのは自分だけで周りには昔のままのルックス。
みんな呆気にとられます（この辺が面白い）。
しかし自信に溢れて自分を表現するレネーに対する見方は変わって行き、いつしか周りも彼女に惹かれ始める。
元々は面白くて頭も悪くない女性なのです。
容貌が特別でない一般女性の気持ちが痛いほどわかるレネーは高級化粧品会社のセカンド・ラインのプロジェクトで頼りにされるようになり彼氏もできる。
しかし自信過剰に陥り友人を失うが本人は気づかない。
また何かの拍子で元の自分に戻ってしまう（周りから見ると同じだが）。
そして魔法が解けても気持ちは変わったというお話。
途中からちょっと尻つぼみかもしれません。
好物のミッシェル・ウィリアムスが良く化けてます（ちょっと声は演出過剰だが）。
レネーのビキニ・コンテスト飛び入りが楽しいです。
ベッドで灯りをつけて彼氏にギョッとされるのも笑える。
引っ込み思案の彼氏も良い感じで変わっていきます。
ジムで出会って圧倒される美女（「ゴーン・ガール」の不倫相手らしい）に
「本当に内蔵あるの？」「肋骨の数は同じ？」
楽しい映画です。
備忘録のネタバレ
レネー・ベネット（エイミー・シューマー）
ぽっちゃり体型で自分に自信がなく卑屈になっていた。頭部強打により理想の姿になったと思い込む。
エイヴリー・ルクレア（ミシェル・ウィリアムズ）
ルクレア社のCEO。上流家庭に育っているため、どこかふわふわとしており、ブランド創業者である祖母リリーに怯えている。美しい容貌を持っているが、声が高いことを気にしており、気弱な面がある。
リリー・ルクレア（ローレン・ハットン）
高級化粧品会社リリー・ルクレアの創業者。エイヴリーの祖母であり、一代で会社を大きくした傑物。庶民出身であるため、レネーとも話が合う。上流家庭育ちの孫を心配しており、レネーと出会ったことを喜ぶ。
イーサン（ローリー・スコーヴェル）
カメラマンを目指し、テレビ局の裏仕事をしている。穏やかで押しに弱いが、強引なレネーとデートを繰り返すことで、彼女へと惹かれていく。
