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アイ・フィール・プリティ! 人生最高のハプニングのAKのレビュー・感想・評価

4.3
自分の容姿に強いコンプレックスを持ち、恋に仕事に自尊心の低い主人公が、頭を打った事がキッカケで超ポジティブ思考に生まれ変わり、その後の人生を明るい方向へと切り開いていく物語。

なにコレ最高ありがとうマジで!

「人生は心の持ちよう」という事をテーマに、エイミー・シューマー演じるレネーが自分を美しいと思い込んでいて、周りがどう思っていてもお構いなしに「どやさ!」みたいな感じで今くるよヨロシク自分に自信満々の描写がとにかく笑えて可愛くて愛おしい。

実際には人生はそんなに上手くいかないし甘くはない。
ストーリーも想像通りの展開で意外性はないし大きなうねりもないけど、それでも勘違い系コメディとしてはかなりの良作!

ただ気軽に観れて楽しい作品である反面、その気軽さ故にメッセージ性が軽くて作品自体の価値をも軽くしている気がして、欲を言えば主人公に降りかかる災いはもっと悲劇的で絶望感がある方がよくて、そこからのV字回復展開にもう少し強めの感動要素があれば、私の中で笑って泣ける最高のコメディ映画になってたと思う^_^

人生は本当に心の持ち方一つだと思う。
いい時もあれば当然辛い時もある。
でもその状況をどう捉えるかで物事の見え方は変わってくるはず。
かつてある人が教えてくれました。

「とにかく機嫌のいい人でいなさい」と。

顰めっ面で生きている人間に人は寄ってこない。
明るく楽しい人の魅力に人は寄って来るし運気も味方すると。
ただ分かっていても生きていれば色んな事があり、なかなかそれを実行出来ない日々もありますが、この映画は自分自身への縛という意味でも、改めてその教訓の大切さを教えてくれた気がします。

とにかく笑えて前向きになれるハッピーな最高の映画でした!

「映画」というエンターテインメントには観た人に夢と希望を与える力があり、それはこんな作品の事を指すのだと思います。

机の角で足の小指をぶつけた日とか、雨が降ると思って持ってきた傘を結局一度も差す事なく持って帰ってきた日とか、買ったばっかりのお気に入りのお洋服が後日セールになってた日とか、先生の事をうっかり「お母さん!」って呼んじゃった日とか、気分が落ち込んだ時にまたこの映画を観返そうと思います♡
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