たけちゃん

アンクル・ドリューのたけちゃんのレビュー・感想・評価

アンクル・ドリュー(2018年製作の映画)
4.1
シュートは打たなきゃ、決まらない!


チャールズ・ストーン三世監督 2018年製作
主演カイリー・アービング、リル・レル・ハウリー


この映画、「ボヘミアン・ラプソディ」に続けて観たので、余韻負けしないかと心配しましたが、大丈夫でした(笑)
あと、「ボヘミアン・ラプソディ」のレビューにたくさんのコメントありがとうございます。ゆっくり返事書きますので、遅いのお許しください(^-^)



あ~、これは予想以上に面白かったなぁ。
いわゆる企画モノですね。
内容はけっこうハチャメチャで、ちゃんと考えると、ん?ん?ん?なんですが、そんなこと以上に楽しんだもん勝ち!な作品です( ˘ ˘ )ウンウン
で、最後には熱い感動が待っています( •̀ω•́ )و✧

あまり記憶はないんですが、数年前にペプシのCMで、老人が突然スーパープレーするサプライズものがあったそうなんです。それをそのまま映画に興したのが今作。その時、老人に扮した現役NBAプレーヤーのカイリー・アービングが今作でも主演のアンクル・ドリューを演じています!
このカイリー・アービングのプレーがとんでもない!
他にも現役から元選手まで、NBA選手のスーパープレーをこれでもかと見せてくれますよ\(^o^)/



50年前、ある理由で突然姿を消したストリートバスケのレジェンド、アンクル・ドリューとそのチームメイト。
一方、現在、ストバスチームからスター選手をライバルチームに奪われた落ちこぼれコーチのダックス。
再起をかけて、ダックスはドリューの手を借り、共に仲間を再び集めて、ストバス大会に参加することに……。
しかし、集められた仲間は、皆、問題を抱えた老人たちだった……。果たしてその結末は?
というストーリーです。


で、唯一残念なのは、僕がNBAに全く詳しくないこと。シャキール・オニールは映画にも出ているので知っていましたが、他はてんで分からない( ¯−¯ )フッ
プレースタイルで分かるくらいのファンなら、この映画、もっと楽しめるだろうなぁ。
そこは本当に残念😓


これ、「バスケ版 ブルース・ブラザーズ」って言われてるようですが、それはちょっと違うかも。
多分、クリス・ウェバー演じるプリーチャーがその名の通り牧師で、「ブルース・ブラザーズ」のジェームズ・ブラウンばりの歌う洗礼シーンがあるし(笑)←コレ、サイコーニワラッタケド、昔のバンドメンバーを集めるように、バスケメンバーを集めていくロードムービー的なところが確かにある( ˘ ˘ )ウンウン、ソコハニテル
でも、それは前半だけで、メインは後半の試合シーンですからね。それに、バンドをやらないブルース・ブラザーズなんて、ブルース・ブラザーズじゃないからね( ¯−¯ )フッ、タトエガワルイヨネ

僕が思うに、映画の本当の主役はアンクル・ドリューではなく、リル・レル・ハウリーが演じるバスケコーチのダックスなんです。
彼はマイケル・ジョーダンに憧れたバスケ少年だった時に、試合でミスし、それ以来負け癖が身につくんです。そして、その後の人生は上手くいかないことばかり。自分はダメだと思い込んでいる。
そんな彼が、アンクル・ドリューらと関わるうちに、もう一度自分を信じて前に進むチャンスを掴む復活のストーリーなんですよね。そこがすごく良くて、観終わった時にとっても笑顔になりました( ˘ ˘ )ウンウン


それにしてもリル・レル・ハウリーは面白いなぁ(^-^)
あの「ゲット・アウト」で主人公クリスの親友を演じていた彼です。これから色んな映画にどんどん出てきそうな気がしましたよ!コメディアンなんだけど、とにかく喋る喋る(笑)。期待の星!


映画の見どころとしては、もう一つ紹介を!
中盤にみんなでクラブで踊るシーンがあるんだけど、そのダンスバトルがサイコーで、全然バスケ関係ないけど、なんか幸せな絵だったなぁ!
80年代のオールドスタイルのダンスが笑えます。
ぜひ、観てみて( •̀ω•́ )و✧



今作の監督はチャールズ・ストーン3世。
先日「ドラムの日」にレビューを上げた「ドラムライン」の監督ですね!
そりゃ、音楽のセンスがいいはずだ!

今作は黒人ムービーでもあるので、ブラックミュージック好きにはたまらない作品でしたね。音楽だけでご飯3杯いけます(笑)
ってことで、以下は音ネタ💩ウンチクンです\(^o^)/


さて、映画では、とにかくいっぱい使われているので、一つ一つ拾っていたら、とんでもなく長いレビューになる(笑)←イツモナガイダロ?
なので、好きなのだけ拾います( ˘ ˘ )ウンウン


初めて聴いて印象に残ったのは、エンドロールで流れた「Ridiculous」ですね。この曲、アーティストがカイリー・アービングってなっていたけど、カイリーって、音楽もやってるの?凄すぎだ!

サントラ盤のオープニングに収まっているのは、A$AP Ferg(エイサップ・ファーグ)の「ハーレム・アンセム」です。
実はサントラ盤も聴いたんですが、1人しか知らなかった(笑)。コア過ぎるというか、ブラックミュージックの最先端なのか、全く知らなかったなぁ。
でも、このエイサップ・ファーグの曲がチョーゼツカッコいいのは、分かる( ˘ ˘ )ウンウン
「ハーレム・アンセム」ってくらいの曲なんで、テーマ曲なんでしょうね( •̀ω•́ )و✧←ジシンノナイカイセツ

あと、ドリューの昔仲間が集まって、最初の試合をした時に流れた「Stronger」。これ、めっちゃ好きでしたが、Dipset featuring Dramaって全く知らないバンドでした。


で、その唯一知っていたアーティストが、ウィズ・カリファで、曲は「What's The Play」。
これはカッコいい!
ウィズ・カリファって、フィルマのみなさんも絶対知ってますよ!あの「ワイルド・スピード スカイ・ミッション」で、ポール・ウォーカーを偲んで歌われた「See You Again」が彼の曲ですから。

他にも、知らないアーティストばかりですが、カッコいいブラックミュージックに溢れているので、サントラ盤もおすすめですよ( ˘ ˘ )ウンウン



でも、逆にこちらの曲は直ぐに分かりました!
どちらもサントラ盤未収録ですが……

カイリー・アービングが演じるアンクル・ドリューは70過ぎのじいさん設定なので、車で聴いてる曲が8トラック、流れる曲も古いんで、笑うよりも、なっつかし!ってなった僕はやはり老人のグループなのか……(>_<)

それが、まずレイクサイド!
オハイオ州出身のファンクバンドで、80年代に人気でしたね。使われた曲が記憶できなかったんだけど、レイクサイドと言えば、やっぱり「Fantastic Voyage」だよなぁ。
ダックスとドリューが仲間探しに車で旅をするわけだから、この曲で正解?


あと、グローバー・ワシントンJr.の「Just The Two of Us」も流れた。イントロ聴いたとたんに分かりましたが、今っ子のダックスは他の曲と勘違いするんですよ!
確かノートリアスB.I.G.の曲と間違えていた記憶。多分、曲は「Big Poppa」だよね。あ~、曖昧だ。もう1回観に行こうかな(笑)

↑↑↑大丈夫!正解でした( •̀ω•́ )و✧


アイズレー・ブラザーズも外せない!
彼らの代表曲「Between The Sheets」が使われていました。アイズレー、大好きなんです(≧∇≦)


他に、ギャップバンドやダズバンドなども。
そんな新旧のストリートミュージックに溢れた今作は、音楽好きにもたまらない一本となっていました!
バスケ好きはもちろん、ブラックミュージック好きのあなたにもおすすめします( •̀ω•́ )و✧