アタフ

スカイスクレイパーのアタフのレビュー・感想・評価

スカイスクレイパー(2018年製作の映画)
3.6
この作品っていろんな種類の映画の要素が詰め込まれていると思うんですよ

一つ目は、一つのシチュエーションで一人の男がテロリストを倒すという『ダイハード』的な要素。

二つ目に、ビル火災という『タワーリング・インフェルノ』のようなパニック映画の要素。

三つ目、それはドウェイン・ジョンソンの主演というジャンルの映画だということです。

正直なところ、このそれぞれの要素が中途半端な気がしましたね~(´・ω・)

だってさ、ビルでテロリストと戦う話なら『ダイハード』のほうが面白いし、ビル火災の映画なら『タワーリング・インフェルノ』を見ればいいし、ドウェイン・ジョンソン主演の映画が見たいのならば、つい最近の『ランペイジ巨獣大乱闘』のほうが面白いと思います。あとこの映画ではドウェイン・ジョンソンは義足という設定なので、いつもの強さが無いんですよね、これは残念。

この中でも特に『ダイハード』一作目を意識して作られているのは一目瞭然で、ガムテープとかの小道具を駆使して戦ったり、自分で自分を治療しながら置かれている状況を嘆いたり、ラスボスの結末とか… とにかく、いろんなところに『ダイハード』を散りばめられている映画です。

といっても『ダイハード』に敵わないのはまあしょうがないことですが、この手のアクション映画の平均点はしっかりとれていると思いましたよ。とにかくドウェイン・ジョンソンは頑張る!!それだけは見てわかる!!
予告編でも使われている火災しているビルに飛び移るシーンとかは手に汗を握りました!!
全体的に高いところから落ちそうになるシーンが多いんで(超高層ビルが舞台なんで当然ですが)やっぱドキドキします。

ドウェイン・ジョンソンが知恵を絞りながら戦うところも見どころ。
『ミッション・インポッシブル/ゴーストプロトコル』で出ていた粘着手袋をドウェイン・ジョンソンが作るとこうなる、というのを見せてくれて笑ったwww
この映画とにかく粘着テープが活躍するね(笑)

ラストの戦いは絶対に『燃えよドラゴン』をパックっただろ!!と突っ込まざるをえない展開(笑)
「俺は後ろだ!」ってアホかwww

あと最後の伏線回収は見事!!なんかこの伏線回収で満足しちゃったよ!!終わり良ければ総て良し!!

金曜ロードショーでやってたら、なんだかんだ最後まで見ちゃうくらいの面白さはあったですよ!!決して悪くはない!!
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