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プーと大人になった僕のtoshiのレビュー・感想・評価

プーと大人になった僕(2018年製作の映画)
4.8
とっても素敵なファンタジー。大人になったクリストファー・ロビンが、厳しい現実の中、少年の頃の大親友であったプーに再会しあの頃の楽しい日々を思い出していく・・・。そして・・・。

素晴らしかったです。日々に疲れている大人の皆様には是非ご鑑賞いただきたい作品だと思いました。

100エーカーの森に住むプー達と別れ寄宿学校に通い厳しい日々を過ごすクリストファー・ロビン。その後は第二次世界大戦で出兵し、戦後は重責を背負って仕事に勤しむ。よって妻のイヴリン、娘のマデリンとも徐々にすれ違いが・・・。そんな時に突然のプーとの再会・・・。

今作を鑑賞して思ったのは、何時の時代も自分の思いや目標とは違って会社の為だけに働くという事がどれだけ不幸か!という事でした。今作のクリストファー・ロビンも家族だけではなく我をも忘れて会社の為に働いています。そしてその末路は「壊れる」だけだと思いました。壊れた人の味方に居る人と、壊した人が言う「壊れる」は意味が正反対です。壊れた人の味方であった人達は誰かに壊されたと思います。が、壊した側は本人が勝手に壊れたんでしょう?です。

会社の為だけに働く必要なんて、これっぽっちもありません。自分の為に働いてなんぼです。
今作はプー達との再会だけではなく、働き方改革についても考えさせられました。

【余談】
今作鑑賞時、私の席の前列にカップルが着席したのですが、プーの大きなぬいぐるみを二人の席の横の空席に「どんっ!」と座らせ鑑賞していました。
TOHOシネマズ・・・。そのぬいぐるみの置かれた席は予約で埋まっていませんでしたよね? 

そしてTOHOシネマズではぬいぐるみが無料で映画鑑賞出来る事を初めて知りましたw
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