「僕は"何もしない"を毎日やってるよ」
はー良かったー!
うざかわいいプーさんたちがたまらない。
僕はイーヨーがめっちゃ好きでした。
書類が入ったかばんを大事に持ち歩くクリストファー・ロビンに向かって
「それは風船よりも大切?」
とプーが聞くシーンがあってくすっとなるんですけど、あれ?本当に風船よりも大切なのか?とはっとさせられてしまいました。
オープニングが良くて、クリストファー・ロビンがプーたちと別れ大人になっていく過程を描くのですが、セリフを多用せず、映像と音楽でクリストファーの変化を表現していて見事だし、オープニングだけで泣ける。
オープニングが終わる頃には観客の興味がクリストファーに移り、観客もクリストファーと同じようにプーたちのことを忘れているという仕掛けは凄い。
終盤は予定調和的展開が目立ち少し失速した感じはするけれど、ラストで伏線をきれいに回収し気持ち良くまとめてくれました。
特にこの伏線回収という部分。
本作のみならず、プーさんという作品全体から伏線をつくっているので要注目です。
「昨日、"今日"が明日だったとき、手が届かないと思っていた。」
大人になってからの成長は子どもの頃の気持ちを思い出すことなのかなと思わせてくれる老若男女におすすめの映画です。