事前から伝わる情報や予告編で何となく察してたけど、毎日キリキリ余裕なく生きてる社畜には堪えた…こんな労働環境が当たり前な日本人にはかなり刺さります。特に前半の社畜リストファーロビンは…。
クリストファーロビンが社畜化していた時代ってロンドンが不景気だった時期と重なるし、それこそ兵役から帰ってきた自分を受け入れてくれた会社に恩義を感じてる人もいたのでしょうね…少し前の日本と同じ。
でも自分に余裕がないと人に優しくできないし、人の痛みも分かってあげられない。
「なにもしない」は最高の何かにつながる、とはそういうことでしょう。
勿論何もしなければ生活はしていけないけど、過労死で子供を亡くした親御さんなんて「何もしなくていいから生きてくれたら」って思ってるよきっと。
映画の話そっちのけで長々語ってしまいましたが、ちょっと薄汚れて使用感ありつつもプーと仲間たちはかわいかったし(小心者のピグレットめっかわ)、クリストファーを救うために娘のマデリンと一緒にロンドンへ向かう様子は微笑ましくも痛快!
上司役がSHERLOCKのマイクロフトことマークゲイディスだったり、ピーターカパルディがラビットの吹き替えしてるのが正しく英国。
前半映るロンドンの風景が、いかにも鼻毛が圧倒的に成長しそうな感じなのも含めて。
ユアン・マクレガーのクリストファーロビン、最初は社畜モードでピキピキしてるし表情も緊張感あるんだけど、100エーカーの森に行ったあたりから徐々に表情が柔和になってきて。改めてうまいなーと。
あと奥さん役がキャプテン・アメリカやエージェントオブシールドでペギーを演じてたヘイリーアトウェルなのは知ってたけど、「あなたのダンスがよかった」って話になったとき、即ペギーとダンスの約束が守れなかったスティーブと、40年代のブルックリンの青年たちを思い出して勝手に悲しくなってしまった…クリエヴァ1ミリも出てないのに。
(でもオウルの吹き替えにトビージョーンズと知ってしまった…ゾラやんけ)
家族の為に働いてたクリストファーロビンが、いつしか家族を蔑ろにせざるを得ない状況に陥っていたの、彼自身助けてほしかったのかな? プーは呼ばれたのかな?
将来不安しかないこのご時世じゃ休んでる暇なんてない!ってなるのは当然だしお金ももちろん大事だけど、サビ残激詰め環境で生きるのが嫌になってしまった時期を思い出した。
これ見てバイト向かうのなかなかきつかったです😇