とえ

プーと大人になった僕のとえのレビュー・感想・評価

プーと大人になった僕(2018年製作の映画)
4.0
これ、とっても良かった!!

映画を観終わって、すごく晴れやかな気持ちで映画館を出た
いつも仕事に追い詰められた大人にこそ、観て欲しい作品だった

幼いクリストファー・ロビンは、家の近くにあった広大な森で、くまのプーさんと、その仲間たちと遊んでいた

しかし、彼が寄宿舎に入ることになり、プーさんたちとは離ればなれに

それから月日が経ち、大人になって家族ができたクリストファー・ロビンだが、仕事に追われ、家族と一緒に過ごす時間が作れない…

そんな、クリストファー・ロビンの前に懐かしい友達のプーが現れて…

つい、仕事に夢中になって、心にゆとりがなく、イライラしてしまい、家族にあたってしまったり、友達から話しかけられても、冷たい返事をしてしまうことがある

そんな私からしたら、この映画のクリストファー・ロビンはまるで自分を見ているようだった

きっと、そう思ったのは私だけではないはすだ

毎日、仕事に追い詰められている人や、その経験がある人は、多くの人がクリストファー・ロビンに共感するだろうと思う

では、そんな風に「やらなければいけないこと」で頭がパンパンになっている時は、どうやって解決すればいいのか

そんな時は「なんにもしないことだ」とプーは言う

「なんにもしないことが、最高の何かにつながるからね」と、プーは教えてくれる

そのプーからのアドバイスが、私の心にすごく刺さった

誰でもきっと、仕事に追われてイライラして、周りの人に当たってしまうことがある

でも、そのちょっとした一言で、大切な人を失うことになったら…

だから、そうなる前に「一旦休憩」することが大切なのだ

仕事をすることが悪だとは思わないし、夢中になれる仕事があるっていうのは、とても幸せなことだと思う

けれど、そのせいで心にゆとりをなくして、周りの人たちがいなくなったら、そんな人生は本当に豊かな人生だと言えるだろうか

そうなる前に「何もしない日」を作って、身も心もリフレッシュすべきなのではと感じたし、私も、全てを忘れて楽しむ日を大切にしようと思った

また、プーさんと、その仲間たちがすごくかわいくて、私が連れて帰りたいと思った(笑)

仕事を休んで遊ぶ日は、つい罪悪感を感じがちだけれど、最高の仕事をするために、遊ぶんだと思ったら、休暇もステキな一日になるに違いない
とえ

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