「それは風船より大事?」
それな(☝︎ ՞ਊ ՞)☝︎
風船より大事なものなんてまず無いわ
今の日本の労働環境を作り上げた国や企業というズオウとヒイタチをぶっ叩きてぇ…
おい…プーいい事言うじゃねぇか…
そもそも自分はくまのプーさんをその存在とプーさんのハニーハントを昔ケミストリーの川畑が工事のバイトで関わったという糞みたいな情報以外は何も知らない状態だったので
えっ?待って、これ本物の熊じゃないの?
えっ?これぬいぐるみなの?と少々困惑。
しかもプーがずっと死にかけみたいな声で喋るしプーたちの姿がなんか薄汚れててボロボロだし画面が薄暗いので余計に悲壮感が漂って悲しみが倍増してくる。
と、勝手に困惑し悲壮感を感じながら見ていたのですが…いやいやこれなんて心温まる最高の映画なんだ…
何度、涙腺が緩んだ事か…
物語はクリストファー・ロビンが学校へ行く年齢になりプーたちと別れるところから始まるのですが、ここがなんとも悲しい。
クリストファー・ロビンが大人へと成長し戦争へ行き就職をして結婚をし子供が生まれ家庭を持つようになり段々変わっていってしまう姿とずっと昔のまま変わらずに過ごすプーの姿が対比に映し出されるのでいきなり涙腺が刺激される。
そんなクリストファー・ロビンに対してプーは様々な言葉を投げかけるのですが、この映画のテーマでもある「何もしないをする」という言葉。これは元々はクリストファー・ロビンがプーへ言った言葉なのですが、日々の忙しさからこの言葉の反対の事をクリストファー・ロビンはしている事に気づかされる。
この映画のテーマでもある「何もしないをする」
これ要は「心に余裕が出来る」と言う事。
何もしない事で余裕という物が生まれる。
しかし、大人になれば日々の忙しさから
この「何もしない」という事が出来なくなってしまう。その結果、心に余裕が無くなってしまう。
朝の通勤ラッシュの大人たちの顔なんか見ていると正にそうですよね。
悲しい事に僕も含めみんな余裕が全く無くなっちゃってるんですよ。
「何もしないが最高を生み出す」
人間、余裕というものが心に生まれれば最高の結果を生み出す事が出来る。
余裕があれば色んな目線から物事を見れるわけで、劇中でもプーから投げかけられる言葉に本来クリストファー・ロビンが子供の頃から持っていた心の余裕というものを取り戻し最高の結果を生み出す事に成功しました。
我々も普段の忙しさから「何もしないをする」という事を忘れてしまいがちなのですが100エーカーの森でプーと何もしないをしたりピグレットとトンクリを拾うように心の中に100エーカーの森を忘れずにいつまでも持っていたいですね。
日々の生活で「何もしないをする」が出来なくなってしまった人たちは週末劇場にプーたちと「何もしないをする」をしに来てはいかがでしょうか?
「何もしないをする」事がいつしか出来なくなってしまった大人たちへ送るメッセージの詰まった心温まる一本でした。