大人になったクリストファー・ロビンの言うことにプーが返す言葉が、無垢で微笑ましくて、クスッとなるのだけど、同時にハッとさせられる。
ぬいぐるみで、目の動きとか表情豊かではないはずなのに、仕事で頭がいっぱいのクリストファー・ロビンにキツい言葉を言われた後、黙って車窓から外を見つめるプーの表情が切なくて堪らなかった。
「僕はもう子供じゃない、大人なんだよ!」
「でもクリストファー・ロビンだよね?」
のやり取りにハッとして、そうだよな、「大人になる」や「大人だから」も結局レッテルで、それによって大事なものを見えなくしてしまってもいるのだよな。
どれだけ年齢を重ねても
クリストファー・ロビンはやっぱり100エーカーの森と、プーと仲間たちが大好きで、変わった事は、そこに妻と娘という新しい大事な人たちが増えただけ。