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エンドレス・エクソシズムのFREDDYのネタバレレビュー・内容・結末

エンドレス・エクソシズム(2018年製作の映画)
2.7

このレビューはネタバレを含みます

ディエデリック・ファン・ローイェン監督によるホラー映画である本作は、とある事件によってトラウマを抱え、ボストン市警を辞めて薬に頼る生活を送っていた中、知り合いの紹介で遺体安置所で遺体受け取り係の夜勤を始めることとなったメーガンが、悪魔祓いの最中に亡くなったハンナ・グレイスという少女の遺体が運ばれてきたことをきっかけに不可思議な怪現象に巻き込まれていくという内容となっているのだが、遺体安置所に運び込まれてきた遺体が悪魔祓いの最中に亡くなった少女という設定は惹かれるものがありましたし、主演を務めたシェイ・ミッチェルが見れたことは個人的には良かったですね。ただ、過去のトラウマによって薬を服用している主人公ということで、周囲で起きている怪現象が現実なのか幻覚なのかという本作の要である曖昧な部分が演出や構成によって曖昧でなくなっている点は残念としか言いようがなく、後半では主人公が悪魔に憑りつかれたハンナによる怪現象と対峙することでトラウマを克服していくという目的のもと物語が展開されていくわけなのだが、メーガンがあまりにもクールで酷いトラウマを抱えているという印象が薄いので、克服したところで胸にくるものはない。ハンナの設定やヴィジュアル、遺体安置所という舞台、想像を掻き立てられるものはあるんですけどね。わりとあっさりとしていて物足りなさが。
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