ショウコ

エンドレス・エクソシズムのショウコのレビュー・感想・評価

エンドレス・エクソシズム(2018年製作の映画)
3.2
死体役やってる女優さん(ジャケ写)何者なんでしょう関節イカレてんじゃん!と思って調べたらカービー・ジョンソンってダンサーさんなんだそうで。YouTubeにあがってる動画も人外の動きしてます

深夜の霊安室に運び込まれた他殺体が動き出す話。百鬼丸(どろろ)の洋バージョンですよ。死体ちゃんは損壊されててまぁまぁヒドい状態なんですが、傷はターゲットを襲うたびに修復されていきます。治る部位と殺害方法がリンクしているらしく、目には目を…って感じでどんどん綺麗になる✨良いアイデアですね!

この人ホント素晴らしいです。良く作り込まれたダミーだなぁ〜と見惚れてた死体がガサッと動き、「それまで死体の演技をしてた」という事が分かる瞬間は鳥肌モノ

作った人は「ジェーンドゥの解剖」のラストにモヤモヤしてたんじゃないでしょうか。私もモヤったし☁️あそこから一歩進めた様な展開で、直立歩行ではなく手をついての移動は伽耶子スタイル。お陰で全裸なのにオッパイは見えません。なんとなく見えても火傷跡がケロイド状になってて上手いこと隠してある




BGMがほとんど無く、靴音やセンサーライトの音で深夜の院内の静謐ムードを際立たせてます。主人公がトラウマを抱えてたりちょっと高尚なテーマがあったりで真っ当なホラーを目指してるのが伝わってくる

が、脚本はガタガタです。「1キルするたび大人しく保管庫に帰って同じポーズを取る死体ちゃん」の行動とか能力に一貫性が無いし、物語に操作されてる人物たちの判断はすげー不自然。B級あるあるの筆頭は「瞬間移動」だと思ってるんですけど死体ちゃんも生者もワープしまくってました。日本のルールとどう違うのか分かりませんが死体安置所で火葬ってするんですかね🔥するにしても火はフタ閉めてからつけなさい!

そこらの馬鹿ホラーとは違うのだよとシリアス気取りながら隙だらけなのがなんだか可愛かったです



悪魔に憑依された人のイメージって大体一緒。発声時はほうれい線クッキリで表情筋を動かしまくるし、流し目せず顔ごと振り返って相手を「両眼で」睨む。誰かモデルでもいるのかしらん🤔
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