ライターと取材対象であるAV女優。
取材する側される側それぞれの事情。
経済的なことだったり、精神的なことだったり、対人関係だったり…。
たまたまAV女優なだけ、たまたまAVライターなだけ。
もしかしたら上場企業の管理職かもしれないし、もしかしたら都知事かもしれない。
みんな本当のことが知りたくて、みんな嘘をついている。
みんな。
みんなみんな自分のために生きている。
自分のためにしか生きられない。
出演者も演出もちょうどいいバランスで自然な目で観ることが出来た。
演技が上手い訳ではないのだけど自然体みたいな感じだろうか。
ただ、フィクションとしては感情移入できるほどの魅力的な人物は出てこなかった。
バランスの良い演出もバランス良過ぎて長く感じた。
それでも、この点数。
大人であることを思い出すために足の爪見るのとか好き。
でも、公園のブランコでの嗚咽なんてあまりに昭和。
時間になったのであわててJ-POP流してエンディングするのは興醒めだった。
そのまんま終わればよかったのに。
エンディングで星0.3くらいは減らした。