児童小説を原作としたファンタジー映画。出演はジャック・ブラック、ケイト・ブランシェットなど。
両親を失ったルイス少年は叔父のジョナサンの屋敷へ移り住むことになる。実はジョナサンは魔法使いで、ジョナサンの隣人である紫大好きなフローレンスも魔女だった。ちょっと不気味な屋敷で暮らし始めたルイスはこの屋敷には世界を破滅へ導く時計が隠されていることに気づく･･･。
ファミリー映画になるが、監督がホラー映画をよく手がけるイーライ・ロスということで、ちょっとホラーチックな描写もありました。このダークファンタジーな雰囲気が個人的にはけっこう好きです。魔法がテーマとなるのですが、ハリポタみたいに魔法が飛び交う まではいかない感じでした。ストーリーも単純明快で子供でも楽しめる設計になっていたと思います。なによりジャック・ブラックとケイト・ブランシェットのコンビが最高！ファンタジーな世界観が似合うことはもちろん、二人の兼ね合いがクスッとなれるし、この腐れ縁みたいな関係がホントに素敵だな〜と思いました。まるで熟年夫婦みたい(笑)。冗談を言い合ったり、軽くののしったりもするけど、固〜い絆で結ばれた親友ってイイもんですね〜。この二人がルイスの親のような存在になっているのも心温まります。ストーリーは印象薄いですが、世界観やキャラクターがとても魅力的な作品でした。終盤のジャック・ブラックのとある変身はちょっとキモかった(笑)。あと、ファミリー映画でジェームス・ディーンの名前を聞くとは思わんかった(笑)。
