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ルイスと不思議の時計のBellのレビュー・感想・評価

ルイスと不思議の時計(2018年製作の映画)
3.8
原作は児童文学のファンタジー。

主人公は、不慮の事故で両親を失くしてしまった少年ルイス。
彼は、一度も会ったことのない伯父に引き取られることになり、両親と暮らした街を遠く離れ、新たな生活を始めることになります。
初めて会う伯父のジョナサンは、風変わりな人間で・・・・・なんと、魔法使い!? 二流だけど(笑)
そして、伯父の家によく訪ねて来る隣家の美女ツィマーマンもまた魔女なのでした。
しかも、ジョナサンの家の壁の中には、世界を破滅に導く魔法の時計が隠されているらしい!?
こうして、ルイスの、魔法と不思議に満ちた、新生活が幕を開ける……という物語です。


ワクワクするファンタジー映画でした。

動く家具や絵などは、少し、ハリポタチックでもあり、ハリポタが好きな人にはオススメかな(*^^*)

両親を亡くし、遠く離れた地の、一度も会ったことのない伯父に引き取られることになった主人公ルイス。
引っ込み思案な性格で、スポーツも苦手。なかなか新しい学校にも馴染めない孤独な男の子です。

そんな彼が、慣れない伯父の家で、夜な夜な伯父の不可解な行動を目にしたり、魔法の掛った家具達を不審に思ったりしながら、伯父や隣人、そして、その屋敷自体に隠された秘密を知っていく過程がドキドキして面白かったです。

そして、屋敷の壁の中に隠されているという、世界を破滅させる悪の魔法の時計。

なんとかして、この時計を発見し破壊しようとしている伯父や隣家の女性の努力に反して、謀らずもルイスの軽率な行動が、その時計を復活させてしまうという。

蘇った悪の魔法使いを、ルイス、伯父さん、隣人のツィマーマン夫人の三人で倒そうとするわけですが、その戦いの中で、他人同士だった3人が、まるで家族のように絆を深めていくのも良かったです。


バリバリのファンタジーなのかなぁと思うと、後半は、若干ホラーっぽいシーンもあって、ドキっとしたり。

小さなお子様は、ちょっぴりビックリしちゃうかも!?

でも、その不気味さも含め、魅力的な世界観だったと思います。

ルイスも可愛くて良い子ですし。
二流の魔法使いのジョナサンも優しい伯父さんです。
そして、美人だけど毒舌な隣家のツィマーマン夫人も、愛情深い女性で。

登場人物、皆、魅力的でした。

原作が有名な児童文学ということで、とても興味があります。
是非、読んでみたいですね(^m^)
てか、今、読んでます!!


そうそう。

私は、吹替版で鑑賞したのですが。
主人公のルイスの声は高山みなみさん。
コナンファンの私としては、もう、コナンにしか聞こえない!?
特に、ルイスがジョナサンを、「おじさーん」と呼ぶ度に、小五郎のおっちゃんが脳裏にチラ付きました(笑)

そういえば、ポンコツ魔法使いに、ヘッポコ探偵。

被りますね~( ̄▽ ̄)笑


ハロウィンの時期に鑑賞したのですが、映像にハロウィンぽさもあって(ジャック・オ・ランタンがいっぱい出て来るからかな?)、季節的にもちょうど良いなぁと思ってみたり。


魔法世界にドキドキワクワクし、悪い魔法使いとの戦いに手に汗握り、時にホラーでヒヤッとし、そして、他人なんだけど家族のように絆を深めていく3人の姿にウルっと来て。
良い映画でした!!
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